ウコンの栄養と健康効果

ウコンの成分クルクミン（ターメリック）は、染料や着色料としても使用され、もちろんカレー粉を黄色く見せている成分でもあります。これがウコンの最大の特徴成分といっても過言ではないわけですが、他にもクルクメン、シネオール、アズレン、ターメロンなど、多くの成分が含まれています。


クルクメンは体内のコレステロールを溶かす効果がある成分で、それによって尿道結石や動脈硬化の改善に効果が期待できます。更には、抗がん作用を活性化する作用もあるとされています。


シネオールは、健胃作用、殺菌作用、防腐作用などいろいろな効能があります。特に最近の研究で、コレステロール値改善、不整脈・高血圧の正常化、冷え性改善などにも効果があることが明らかになっています。


ターメロンは、鮮魚寄生虫であるアニサキスの成長を阻害する作用があり、胆汁の分泌を促進する効果もあります。また、殺菌・防腐作用、抗炎症作用などもあり、幅広い健康効果があります。ターメロンは苦味成分でもあり、ターメロンを豊富に含むのは春ウコンの方です。


エレメンは、がん細胞など腫瘍の増殖を抑制する作用があるとされています。温泉の香りの元になっていることも発見され、これがリラックス効果をもたらしてくれます。


パラメチトルイルカピノールは、胆汁の排出を促進する作用があります。そのため、肝臓での解毒作用をサポートすることになり、二日酔い予防に効果があります。