ウコンの栄養と健康効果

ウコンの効能についてはいろいろあるのですが、その効能については、いまだ未知数なものもいろいろあります。秋ウコンを前提とした効能について列記しておきます。


まずは循環器系への効能ということで、抗酸化作用によるLDLコレステロールの酸化抑制効果、血栓予防効果、動脈硬化予防の効果が挙げられます。


消化器系への効能としては、秋ウコン・紫ウコンどちらも食欲不振・消化不良への効能があります。


内分泌・代謝系への効能としては、ウコン特有のクルクミンが体内で変化した成分である「抗酸化物質テトラヒドロクルクミン」が肝臓の解毒作用強化に効果があります。秋ウコン・紫ウコン共に胆汁分泌促進への効能もあります。


皮膚への効能としては、外用による紫外線からの皮膚の保護という効能があり、実際に、インドやマレーシアでは、女性がウコンを皮膚に塗る習慣があるようです。


免疫系への効能もクルクミンの効果で、大腸がん、腎臓がん、皮膚がん、乳がん、前立腺がん予防への効果があります。ちなみにアメリカ国立がん研究所のデザイナーフーズ（がん予防効果の高い食品群）でも、にんじん・キャベツ・にんにく・生姜・大豆などに次いで、ウコンはがん予防の効果が高い食品とされています。


こうしたいろいろな効能があるウコンは、定期的に摂取した方がいい食材と言うことになるでしょう。